「チューター」とは?カタカナ英語としての使われ方
カタカナ英語の「チューター」は、「① 個人指導の教師」や「② 研究会などの講師、報告者」という意味で使われる。①は大学や塾などで個人指導をする人や家庭教師を指す。②は研究会や講習会などの講師や報告者を指す。
カタカナ英語では「チューター」と発音するが、元になっている英単語の「tutor」は「テュータ(tjúːtər)」と発音する。
テュータ
チューターという語を取り入れた名称を挙げると、「mytutor(マイチューター)」というオンライン英会話スクールがある。サービス名の通り、「担任制」を採用しており、ユーザーは気に入った講師を事前に予約して講義を受けることができる。このように、チューターはカタカナ英語で個人指導の教師という意味で使われている。
英単語のtutorの意味
| 英表記 | tutor |
|---|---|
| 発音 | tjúːtər テュータ |
| 意味 | 名詞 可算名詞 ①[時に住み込みの]家庭教師、個人教師 He studied Germany under a tutor.(彼は家庭教師のもとでドイツ語を学んだ) |
| ②【イギリス英語】[大学の]個別指導教員(教師)、チューター a college personal tutor(大学の指導教員) |
|
| ③【アメリカ英語】[大学の]準講師(instructorの下位) | |
| ④【イギリス英語】[特に音楽の]指導書、教則本、手引書 a piano tutor(ピアノの指導書) |
|
| ⑤【法律】[未成年者などの]貢献人 | |
| 他動詞 [家庭教師として]〈人に〉〜を教える、個人指導をする I tutored her in Germany.(私は彼女にドイツ語の個人指導をした) |
|
| 自動詞 [〜の学科の]家庭教師をする 【アメリカ英語】個人教授を受ける(〜in) after school tutoring(放課後の個別補習) |
| 関連語 | tutorial 発音 tjuːtɔ́ːriəl テュートーリアル |
|---|---|
| 意味 【形容詞】 ① 家庭教師の ② 個別指導の 【名詞】 ①[大学の]個別指導時間(授業) ②【コンピューター】[ソフトウェアなどの操作説明をする]個別指導プログラム ③ 個別指導教本 |
| 英単語の由来 |
|---|
| 英単語のtutorは後期中英語(13世紀から15世紀頃まで)で、「見守る、監視する」を意味するtueriから派生した古フランス語のtutour、もしくはラテン語のtutorに由来する語。「後見人の」「個人教師の」という意味はラテン語のtutoriusに基づいており、この用法は18世紀初頭に遡る。当時は法定後見人の責任との関連で使われていた。名詞の「(大学の指導教官による)個別指導期間」という用法は1920年代から。 |
- スーパー・アンカー英和辞典 第5版 学研
- エースクラウン英和辞典 第3版
- ジーニアス英和辞典 第6版
- ウィズダム英和・和英辞典 2
- オーレックス英和辞典 第2版新装版
- オックスフォード英単語由来大辞典
- 現代国語例解辞典 第五版
- 新明解国語辞典 第七版
- 広辞苑 第七版
- スーパー大辞林 3.0
- カタカナ表記はエースクラウン英和辞典 第3版を参考
- 発音の音声は音読さんで作成








