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一般教育訓練給付制度とは?対象英会話スクール12選 【条件・給付の流れ】

一般教育訓練給付制度

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一般教育訓練給付制度とは?

これから英会話スクールに通おうと検討している方にとって、必ず知っておきたい情報の一つが厚生労働省が支給している『一般教育訓練給付制度』です。簡単に言えば、一定の条件を満たしていれば、英会話スクールにかかる費用の20%・最大10万円まで支給してもらえるという制度です。

この制度を知らぬまま受講してしまうと大きな金額を損するかもしれません。特にお金の問題で英会話スクールの受講を悩んでいる方にとっては背中を押してくれる制度ですし、知ることでより良いコースを選択して効率良く学ぶこともできるかもしれません。

この記事では、一見わかりにくいこの制度についての解説と、どの英会話スクール/コースで利用できるのかを紹介したいと思います。

一般教育訓練給付制度の給付対象者は?

給付対象の条件を簡単にまとめると

一般教育訓練給付制度の給付要件
  • 受講開始日現在で雇用保険の加入期間が1年以上
  • 被保険者でない場合、離職日の翌日から受講開始日までが1年以内
  • 2回目以降は、前回の受給から3年以上が経過していること

給付が初めての方の場合、現在在職中で雇用保険に1年以上加入していれば給付対象、離職中の場合は1年以内であれば給付対象。給付制度を利用するのが2回目以降の場合は、前回から3年以上経過していれば給付対象となります。

正式な給付要件

実際の正式な給付対象の要件は以下のようになっています。

(支給対象者)
受講開始日現在で雇用保険の支給要件期間が3年以上(初めて支給を受けようとする方については、当分の間、1年以上)あること、受講開始日時点で被保険者(※1)でない方は、被保険者資格を喪失した日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内(適用対象期間の延長が行われた場合は最大20年以内)であること、前回の教育訓練給付金受給から今回受講開始日前までに3年以上(※2)経過していることなど一定の要件を満たす雇用保険の被保険者(在職者)又は被保険者であった方(離職者)が厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講し修了した場合に支給。

(支給要件期間)
支給要件期間とは、受講開始日までの間に同一の事業主の適用事業に引き続いて被保険者等(一般被保険者、高年齢被保険者又は短期雇用特例被保険者)として雇用された期間をいいます。

その被保険者資格を取得する前に、他の事業所等に雇用されるなどで被保険者等であった期間も通算しますが、被保険者資格の空白期間が1年を超える場合は、その前の期間は通算されません。

また、過去に教育訓練給付金を受給したことがある場合、その時の受講開始日より前の被保険者等であった期間は通算しません。

※1 被保険者とは、一般被保険者及び高年齢被保険者をいいます。以下、この項目において同じです。
※2 平成26年10月1日前に教育訓練給付金を受給した場合はこの取扱は適用されません。

(支給額)
教育訓練施設に支払った教育訓練経費の20%に相当する額となります。ただし、その額が10万円を超える場合は10万円とし、4千円を超えない場合は支給されません。

※ 受講開始日前1年以内にキャリアコンサルタント(職業能力開発促進法第30条の3に規定するキャリアコンサルタント)が行うキャリアコンサルティングを受けた場合は、その費用を、教育訓練経費に加えることができます。ただし、その額が2万円を超える場合の教育訓練経費とできる額は2万円までとします(平成29年1月1日以降にキャリアコンサルティングを受講した場合に限ります。)。
引用:ハローワークインターネットサービス:教育訓練給付制度

※実際に自身が給付対象となるかどうかは、最寄りのハローワークで確認してください。

一般教育訓練給付制度・給付までの流れ

  • STEP1
    受給資格を確認
    まずはハローワークへ支給要件照会票を提出し、自身に受給資格があるかどうかを確認します。確認はハローワークへの来所か郵送でも可能です。
    (一般教育訓練給付制度では手続きとしては確認は必要ありませんが、資格があるかどうか不安な方は確認をおすすめします。)
  • STEP2
    受講するスクール/コースを選ぶ
    受講したい英会話スクールとコースを選びましょう。厚生労働省指定のスクール/コースでなければ給付の対象とならないので注意が必要です。
  • STEP3
    受講開始
    対象の講座を受講します。給付は講座終了後となるため、受講開始から修了までに必要な費用についてはまずは自身で全額負担しなくてはいけません。
  • STEP4
    講座修了
    給付を受けるためには講座の修了が条件となっています。スクールごとに定められている修了の基準(出席率や試験等)を満たす必要があり、途中で中断してしまった場合等は受給できなくなります。
  • STEP5
    支給の申請
    修了した英会話スクールから申請に必要な書類を貰えるので、終了日の翌日から1ヶ月以内にハローワークで申請手続きを行います。
    申請に用意が必要な書類はこちらでご確認ください。
  • STEP6
    受給
    無事申請が通れば、支給決定通知後に指定した口座に振り込まれます。

一般教育訓練給付制度適用コースのある英会話教室12選

ベルリッツ

ベルリッツは、多くの企業が研修として採用するなど大人向けのビジネス英会話が特に人気の英会話スクールです。

ビジネス英語というとハードルが高く思われがちですが、ベルリッツではマンツーマンか少人数のレッスンとなっているので、自分のレベルに合わせたレッスンを受けることができます。実際にベルリッツ利用者の半数以上は初級レベルから始めているそうです。

外国人のプロの教師による英語だけを使用した教授法で、英語で考えて英語で話すことを徹底し、効率的に実践力が身につくレッスン内容となっています。

ベルリッツの一般教育訓練給付制度適用コース
  • ビジネス英語マンツーマンコース
  • (受講期間:10ヶ月/受講曜日・時間:毎週固定(週1回ペース)

  • ビジネス英語少人数レッスンコース
  • (受講期間:12ヶ月/受講曜日・時間:毎週固定(週1回ペース)

どちらもビジネスで使用頻度の高い単語やフレーズを中心に学習し、実践で役立つ英語力を身につけるコースです。

▶ ベルリッツの公式サイト

ECC外語学院

60年以上の歴史があり、全国に140以上の校舎を展開している大手英会話スクールのECC外語学院。

日本人が弱いと言われている『主体性』を引き出し発信力を強化する独自の『ELICITメソッド』で、英語力だけでなくコミュニケーション力の向上を目指します。

ネイティブの外国人講師とバイリンガル講師の組み合わせの講師陣は、語学力のみならず人間性やコミュニケーション能力も重視して厳選されており、60時間以上にわたる研修や定期的な強化研修で常に指導力の向上にも努められています。

ECC外語学院の一般教育訓練給付制度適用コース
  • ECC英語キャリア育成コース
  • 日常英会話コース
  • ビジネス英会話コース
  • マンツーマンレッスン
  • 中上級者向け英会話コース
  • パワーイングリッシュコース
  • TOEIC®L&R TEST 集中コース
  • ビジネス英会話3カ月集中コース
  • 他、20コース以上が給付対象

▶ ECC外語学院の公式サイト

Gabaマンツーマン英会話

Gabaマンツーマン英会話は、その名の通りマンツーマンレッスンに特化した英会話教室です。

マンツーマンなのでそれぞれのレベルや目的に合わせてカスタマイズした内容のレッスンを受けることができますし、他の人を気にする必要なくマイペースに上達していくことができます。

専用サイトmyGabaやオンライン教材を利用して予習・復習・自主学習ができるなどレッスン外での英語学習サポートも充実しています。

Gabaの一般教育訓練給付制度適用コース
  • 75回コース(有効期限12ヶ月)
  • 通常594,000円のコースが、10万円の給付により実質494,000円で受講可能となります。
    オンラインでの受講や、オンライン・通学の併用受講も可能となっています。

▶ Gabaマンツーマン英会話の公式サイト

PROGRIT(プログリット)

PROGRIT(プログリット)画像:PROGRIT

PROGRIT(プログリット)は、3ヶ月の短期集中で学ぶ英語コーチングです。一般的な英会話スクールのようにレッスンが行われるわけではなく、自習による英語の習得効率を高める方法をコーチングしてくれるサービスとなっています。

専属コンサルタントが付き、日々の学習についてのコーチングやライフスタイルに合わせたスケジュール管理によって、英語力を養うと同時に学習を継続し習慣化する方法を身につけることができます。

PROGRITの一般教育訓練給付制度適用コース
  • ビジネス英会話コース(3ヶ月プラン)
  • ビジネスで通用する実践的な英語力を短期間で習得するコース。
    Versantで55点以上を目指す方向け。

  • TOEIC®︎L&R Testコース(3ヶ月プラン)
  • 短期間で効率的なスコアアップするテクニックや、語彙力・文法知識・リスニング力・速読力などの本質的な英語力を養うコース。
    TOEICスコア645点以上を目指す方向け。

▶ プログリットの公式サイト

ライザップイングリッシュ

ライザップイングリッシュは、 パーソナルトレーニングジムとして知られるライザップが運営するコーチング型の英会話サービスです。トレーニングジムと同様に専属のトレーナーが付いて日々の英語学習をプランニングしてくれるので、効率よく英語を学ぶことができるようになります。

短期間で上達するための圧倒的なアウトプット量、英語を英語のまま理解できる英語脳へのスイッチ、ネイティブ講師との実践スピーキングといったアウトプットを重視したプログラムとなっています。

ライザップイングリッシュの一般教育訓練給付制度適用コース
  • TOEIC®︎L&R TEST スコアアップコース 24回、32回
  • リーディング力、リスニング力の向上・強化、ビジネス英会話の土台となる知識を身につけ、スコアアップを目指すコース。

  • 英会話コース 24回、32回
  • リスニング、スピーキング力を高めるコース。外資系企業への転職や海外移住したい方にも。

24回コース(約3ヶ月)635,800(税込、入会金込)→10万円支給で538,500円に
32回コース(約4ヶ月)723,800(税込、入会金込)→10万円支給で678,800円に

▶ ライザップイングリッシュの公式サイト

スパルタ英会話

スパルタ英会話は、個別カスタマイズされたネイティブ講師によるマンツーマンレッスンと、1日最大10時間まで通い放題のグループレッスンによる徹底したアウトプットと、日本人コンサルタントによる個別指導と毎日の個別コンサルティングによるインプットによって、短期集中で能力を高める英会話スクールです。

日本語禁止のレッスンで、留学のような環境での1,000時間の会話量によって短期間で英会話を習得します。

スパルタ英会話の一般教育訓練給付制度適用コース
  • 各コース:2ヶ月プラン・3ヶ月プラン・4ヶ月プラン
  • 3ヶ月プランの場合、総額594,000円(税込)→10万円給付で実質494,000円に。

→対象コース詳細

▶ スパルタ英会話の公式サイト

トライズ(TORAIZ)

1日3時間、1年で1,000時間の英語学習によって初心者からでも英語を話せる力を付ける英語コーチングサービスのトライズ。

専属ネイティブコーチによる週3回のレッスンと、日本人コンサルタントによる学習サポート、レベルと目標に合わせて最適化された内容で短期間での英語力アップに取り組むことができます。

トライズの一般教育訓練給付制度適用コース
  • 英語コーチング本科(6ヶ月/12ヶ月、レッスン週3回プラン)

→対象コース詳細

▶ トライズの公式サイト

MeRISE英会話

MeRISE英会話(ミライズ英会話)は、国際的な英語教授法である『TESOL』公認トレーニングを修了しているフィリピン人講師によるマンツーマンレッスンと、日本人英語学習トレーナーによって効率的なレッスンを受けられる英会話スクール。

母国語が英語ではないフィリピン人講師だからこそ、母国語以外の言語として英語を学ぶ感覚を知っていることが、日本人に対してのレッスンに活かされるというメリットがあります。

正しい発音やイントネーションを向上させる発音学習をレッスンに取り込むことで、発音能力だけでなくリスニング力の向上にも効果が期待できるレッスンも特長の一つ。

MeRISE英会話の一般教育訓練給付制度適用コース
  • スタンダードプラン
  • 12ヶ月一括購入の場合:363,000円(税込)→最大72,600円支給で290,400円に

→対象コース詳細

▶ MeRISE英会話の公式サイト

STRAIL(ストレイル)

STRAIL(ストレイル)は、「1日1時間の学習でも結果が出る英語コーチング」をキャッチコピーとしており、コンサルティング・学習プランニング・学習サポートのサイクルによる高密度学習が特徴となっています。

すぐに英語力が必要な方、転職に備えたい方、TOEIC®︎スコアを高めたい方におすすめのマンツーマンコーチングサービスです。

STRAILの一般教育訓練給付制度適用コース
  • ビジネス英語コース
  • 会議や商談で通用する実践的な英語力を3ヶ月集中で習得するコース
    入会金+受講料=352,000円(税込)→20%(70,400円)支給で281,600円に

  • TOEIC®L&R TESTコース
  • 短期間でTOEIC®L&Rテストのスコア向上を3ヶ月集中で目指すコース
    入会金+受講料=352,000円(税込)→20%(70,400円)支給で281,600円に

→対象コース詳細

▶ STRAILの公式サイト

ENGLISH COMPANY

ENGLISH COMPANYは、東京都内を中心に大阪や京都にもスタジオを展開している英語パーソナルジム

超効率重視“のコーチングサービスとなっており、第二言語習得に精通した日本人講師が、利用者それぞれの課題を緻密に分析し、英語学習プランとパーソナル・トレーニングを提案してくれます。

個別に組まれたカリキュラムは1日1.5時間の勉強時間による超高密度学習となっているので、お仕事をしながら英語力を高めたいといった忙しい方でも続けられる内容となっています。

ENGLISH COMPANYの一般教育訓練給付制度適用コース
  • パーソナルトレーニングコース・90日間プログラム
  • 最短90日でビジネス英語力を伸ばす全レベル対応マンツーマンコース
    入会金+受講料=616,000円(税込)→20%(100,000円)支給で516,000円に

  • パーソナルトレーニングコース・180日間プログラム
  • 入会金+受講料=734,800円(税込)→20%(100,000円)支給で634,800円に

→対象コース詳細

▶ ENGLISH COMPANYの公式サイト

LIBERTY ENGLISH

LIBERTY ENGLISHは、TOEICやTOEFL、IELTSといった英語試験対策を中心としたコーチングタイプの英語教室。

日本語と英語の言語構造の違いに着目し、英語の構造・規則を体系化した独自のメソッドである『グラマーテーブル』と、心理学に基づき「監視」ではなく「見守り/後押し」することでモチベーションを維持し、高い目標を達成する米国式の『サクセスコーチング』によって本質的な英語力の習得を目指します。

単なるテスト対策ではなく、欧米人が英語検定の対策をしなくても高得点を取ることができるように、受講することであらゆる英語の試験での高得点を取れるように英語力を高める内容とされています。

また、受講期間を過ぎても成果に満足できなかった場合、カウンセリングのうえ受講期間を無料で延長できる無料延長保証もあるので安心です。

LIBERTY ENGLISHの一般教育訓練給付制度適用コース
  • TOEFL/IELTS/TOEIC 各対策コースのベーシックプラン(48回)
  • 各英語テスト対策コースの90分✕48回のプランが対象。
    受講料528,000円+入会金55,000円=583,000円(税込)→10万円支給で483,000円に
    →対象コース詳細

▶ LIBERTY ENGLISHの公式サイト

ネス外国語会話

ネス外国語会話の一般教育訓練給付制度適用コース
  • 完全マスター 英会話 12ヶ月コース75
  • 75回・計50時間でTOEIC650を目指す方向けのコースとなっています。
    受講料290,000円+初回登録料30,000円=320,000 → 20%(64,000円)給付で256,000円に。

→対象コース詳細

▶ ネス外国語会話の公式サイト

上記以外の給付対象スクール/コースはこちらのサイトで検索可能です。対象は新たに追加や取り消しなどもあるため、最新の情報については厚生労働省や各スクールのサイトでご確認ください。

一般教育訓練給付制度についてのよくある質問

一般教育訓練給付制度の支給対象者は?

・受講開始日現在で雇用保険の加入期間が1年以上
・被保険者でない場合、離職日の翌日から受講開始日までが1年以内
・2回目以降は、前回の受給から3年以上が経過していること

給付に年齢制限は?

年齢制限はありません。

給付金はいくら貰える?

受講料や入会金などスクールにかかる費用の20%で最大10万円まで
費用が10万円なら2万円、費用が50万円以上なら最大の10万円が給付されます。

講座修了の基準は?

教室によって異なりますが、例えば「授業の出席率が80%以上」「TOEIC等のテストで指定以上のスコアを取得」などが条件となっている場合が多いです。

オンラインの英会話スクールも対象になる?

オンライン英会話も対象となります。
対象となるスクールはハローワークで検索しましょう。

ABOUT ME
執筆者:タケ
■英語の経歴
関西外国語大学 英米語学科
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